インプラントのウンチク



○入れ歯の代わりにインプラント○

”インプラント”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

インプラントとは、欠損や外傷を受けた部位に埋め込むために人工的に作製した器官・組織の代替物、またはそれを埋め込むことを言い、人工関節・義歯・腱・血管などをさします。
そして、歯科領域で行われているインプラントのことを総じてデンタルインプラントと呼んでいます。

デンタルインプラントは虫歯や歯周病、事故などで歯を失った場合に、骨に直接維持を求めた人工の歯(人工歯根)のことを指します。
取り外しの入れ歯や、なくなった歯の両隣の歯を削って失った部分の歯をつくる方法(ブリッジ)に比べて、利点が多い為、現在ではより多くの人に利用されています。

このサイトでは、インプラントの種類からインプラントのメリットやデメリット、インプラントの手術までわかりやすく説明しています。

インプラント☆一口コラム

○インプラントと喫煙○

喫煙が私達の体に悪影響を及ぼすということは、もはや誰もが知っている事実ですね。

現在、ブッリジや入れ歯に替わる歯科治療として注目されているインプラント治療に対しても、喫煙が悪影響を与えるという可能性が指摘されています。
まだ喫煙とインプラント失敗との関連性の詳細は明らかにされていない所もありますが、喫煙からくる血管収縮や血流阻害、白血球の機能障害などが悪影響を及ぼすのではないかと考えられています。

ある研究者の報告では非喫煙者のインプラント手術の失敗率が4.7%だったのに対し、喫煙者の失敗率は11.3%にも上り、非喫煙者の2倍以上であったとされているのです。
特に上顎前歯の成績にはかなりの差が認められています。
また、骨再生療法を伴う手術の場合には、さらに喫煙によるリスクが高まると言われています。
また、傷の治りが悪くなり、術後に痛みが続くといった症状も確認されています。

喫煙が口の健康に大きく関係することは、既に証明されています。
歯周病、口腔癌、根面の虫歯にかかる確率が高くなります。
中でも、インプラント手術の失敗にもつながるといわれている歯周病と喫煙との関連性は非常に強いものです。
タバコに含まれるヤニが歯に付くと、歯周病の原因菌が付着しやすくなるのです。
そういったことから考えると、やはりインプラント手術を受ける際には、少しでも失敗のリスクを小さくするため、禁煙をすることをお勧めします。
手術前、手術後、最低1ヶ月程度は禁煙できると良いそうですよ。

インプラントのウンチクカテゴリー項目一覧

A.インプラントとは

インプラントのメリットとデメリット インプラントの耐久性とメンテナンス インプラント治療と費用 インプラントの成功率 インプラントと歯周病

B.インプラントの種類

インプラントの種類 インプラント手術の1回法と2回法 AQBインプラント テンポラリーインプラント インプラントのサイナスリフト法

C.インプラントの手術

インプラント手術 インプラント手術前の準備 インプラントの手術後 インプラント手術のトラブル インプラントの無痛治療と妊娠中のインプラント治療
インプラント☆一口コラム

○古代インプラント○


歯を失ってしまった時、インプラントという人工歯根に人工歯を頑丈に固定し、自然な歯により近づけることのできるインプラント。
このインプラントという言葉、最近になってテレビや雑誌の話題にもよくあがり、耳にするようになりましたが、実はインプラントの歴史は古代にまでさかのぼるのです。

現在、人類の歴史上最も古いとされるインプラントは、紀元前550年頃にトルコで発見された石製のインプラントです。
ただ、このインプラントは儀式などの為だけに使われていた可能性が高いといわれています。
またインカ帝国では、歯が抜けた箇所にエメラルドの歯根が植えられているミイラも発見されています。
この他エジプトや中国でも象牙の歯が植えられていた人骨が発見されています。
ただこれらのインプラントは、実際に歯の代用として使われていたのは疑問で、死者への装飾や副葬品、儀式などの為だけに使われていたという説もあります。

紀元600年頃にメキシコ南東部で栄えた古代マヤ文明に、下顎骨に天然の抜去歯2本と真珠貝でできたインプラントが埋入されているものが発掘されています。
歯石がついている事から、長期にわたって機能した事を示しており、これが現在発見されている中で、実用に耐えた最古のインプラントだと考えられています。
この他にも、インカ文明やアステカ文明でも古代インプラントが遺跡として発見されています 。

このように失った歯を取り戻し機能させることは、古代から現在に至る人類の大きな変わらない願いであるのですね。